大家の手帳

通勤サラリーマンが競売不動産を落札してDIY。 募集から自主管理まで行うために必要な情報を「忘備録」にしました。

隣の土地建物を買う

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黄色部分-赤色部分=競売で購入した土地。(土地のみ)

残る建物は、借地権が設定されていない、ごく普通の

「空家」だったが、一応「建物収去土地明渡」(建物を

取壊して土地を返してもらう。)という内容を書いて

たのしい遊びの感覚で内容証明郵送した。

当然ながらそのようなお金は相手に無い。

そこで(建物の)無償譲渡」を提案し、取り壊し時には

こちらの責任で全部やりますから・・・と、

結局、司法書士費用一切まで相手に負担して

もらったので本当の意味で

「無料(タダ)でもらった。」という建物だ。笑

玄関入ってビックリ、さすが天皇陛下から賞状をもらう

だけの家柄、すばらしい天井装飾に荘厳な造りだ。

全部でベンツも買えない9,999,999円前後だったが、

土地だけで普通に買えば1億、全部取り壊して売却する

のが業界のセオリーだが、「建物は古くても木造なら

何十年経っていても蘇る。」というのが持論だし、

個人で5年以内に売却すれば半分以上が税金でもって

いかれることも関係してDIY修繕することにした。



欲というのは怖いもので、隣の家も欲しくなる。笑

赤色の家が手に入れば「地形が良くなり」売却時の

プレミアムが増す。さらに取り壊しすれば庭を駐車場

として使うための進入口としても使える。

運が良いことに(?)空家なのは確認できた。

さて、持ち主はどこにいるのか、周辺住民に聞いても

よく解らないらしく、登記情報提供サービスを使い

www1.touki.or.jp

持ち主を探し当て、手紙を書いたが戻ってきてしまった。

こうなると奥の手で探すしかない。

しかしその前に、お金をかけずに探し出す方法として

「一度試しにやってみる価値ある手法」を使ってみた。



この家に生えている植木が隣地(所有した土地)に入ってきている。

この植木を切りたいのだが「他人の所有物だから手出しできない。」

という、空家なんだから黙って切ってしまえば良いほどの

どうでも良いことを真面目に役所に名乗り出た。

「うちの土地に植木がかかり、電線にもツルがからまっているので
火事になってからでは遅すぎるので、所有者に言ってほしい。」

「本人の承諾さえ出来れば、こちらで切っても良い。」と。笑

役所は固定資産税台帳で本当の現所有者を把握している。

この「個人情報・・・」というのを逆手に使うと無料で持ち主に

連絡してくれるから世の中捨てたものではない。笑

「当方の住所・名前・電話番号はすべて相手に公開して頂いて
構いませんので、先方からの連絡を待ちます。」と言い残した。

数日後、携帯電話が鳴る。

いよいよ攻めるチャンスがやってきた! 

今だ、頑張れ! 地上げ屋(?)、鍵水箱次郎。



つづく。


通勤サラリーマン大家、鍵水箱次郎

ooyanotecho.com