切り株を除去する方法 ~その1~
10年以上も住んでいない競売物件の庭はひどく荒れていた。
雑草も巨大になり、「絞め殺しの木」も最適地となって
元の植木を「イジメ」ている。
ツタなどの雑草を軽トラック一杯にして30回も運んだと言えば
その量にビックリするだろう。
土が見えるまでに庭を綺麗に整え、元の植木を剪定しようかと
考えたが甘かった。
すでに遅し、植木は雑草と戦うために下枝を落として抵抗した
ようで、その無残な姿は「元の通りになる」とは言えないほど
の背丈と姿になっていた。
結果として、1本のソヨゴを残して(これはソヨゴではないと
いうことが後で判明)すべてをチェーンソーでバタバタと切り
倒した。
最近、聞いた話だが植木屋に頼むと「植木1本10万円」が
相場らしいので、老後の楽しみに「植木伐採専門業者」でも
やってみようかと考えながらバタバタと倒していった。
時に電柱の線に松の大木を引っ掛けてしまったりしながら、
「こんな光景がバレたら高額な請求が来る。」とひやひやしながら
素人ながらに、あっちに倒れたり、こっちに倒れたり、最後に
ハシゴの上に大木が直撃して折れ、木から降りるのに苦労した。
さて、残るは「切り株」だ。
この切り株は以前に抜き方を伝授した。
時間がある際にはもっと簡単に撤去できる方法がある。
切り株を腐らせるのだ。
単にほっとおいたら腐るという話ではない。
除草剤を根元に注入するのだ。
尚、今回は除草剤が残っていたので使用したが、除草剤に
抵抗がある人や農家など土にダメージを与えないように
考えている人は、「石油(灯油)」という手もある。
昔は5.5mmぐらいの木工用ドリルで開けて注入していたが、
試行錯誤した結果、10mmぐらいの木工用ドリルでガンガン
穴を開けて注入した方が効果があることが解った。
さらに、本当は「黒い袋」をかぶせて、光合成が出来ない
よう徹底した方が効果がある。
しかし、昨日は雨で身動きが取れなかったため、土日しか
動けないサラリーマンにとって時間が切迫しており、
そんな悠長な時間はない。
数週間後には、切り株は乾燥してカラカラになっているが、
抜くにはまだまだ時間がかかる。
労力はそれほどかからないが、大木でも簡単に殺すことが
できる。
尚、注入は中心部だけではなく、表皮裏側の浅い部分の方が
廻り方が早く効果が期待できる。
と感心してはいけない。笑
同様の目的を商品化されたものが販売されている。