屋根の瓦をDIY修理する
屋根の先端「鬼がわら」に接続する「巴がわら」。
どうやら瓦粘土と漆喰と崩れた様子が下から見える。
ハシゴで昇り「巴がわら」を外すと昭和初期まで
主流だった「土葺き」の土がボロボロと出てきた。
この粘土は今では使われていない技法だが、瓦粘土
として販売はされている。
「なんばん」は、スサ、砂、接着防水材まで入り、
練ってある製品なのでそのまま使えるのがメリット。
同じ漆喰でも「瓦しっくい」と「なんばん」は中身が
異なり、このなんばんを使用できるのは、量的に必要
な箇所にだけというのが業界標準だ。
(瓦の横を少しだけ補修するような場合には向かない。)
見えているハリガネは、巴がわらが落ちないような仕掛け。
表から普通は見えない。笑
このハリガネを巴がわらに通し、ステンレス釘を鋏んで
ペンチで廻すとしっかりと固定できた。
自分の物件なので手抜きなし。笑
綺麗に仕上げたつもりだが、後になって・・・
巴がわらの下部になんばんを着けすぎたと思うが
後で機会があれば職人に聞いてみようっと。
巴がわら装着で完成!
業者なら、1日かけてゆっくり工事して間違えなく
50,000円~70,000円コース。
「大家さん今度は大丈夫だ。しっかりと着けておいたよ。」
と言われるだけ。笑
さて、原価は?
なんばん 1,320円 也。
鍵水箱次郎