大家の手帳

通勤サラリーマンが競売不動産を落札してDIY。 募集から自主管理まで行うために必要な情報を「忘備録」にしました。

屋根の瓦をDIY修理する

屋根の先端「鬼がわら」に接続する「巴がわら」。

どうやら瓦粘土と漆喰と崩れた様子が下から見える。

ハシゴで昇り「巴がわら」を外すと昭和初期まで

主流だった「土葺き」の土がボロボロと出てきた。

www.yane-savers.jp


この粘土は今では使われていない技法だが、瓦粘土

として販売はされている。

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「なんばん」は、スサ、砂、接着防水材まで入り、

練ってある製品なのでそのまま使えるのがメリット。

同じ漆喰でも「瓦しっくい」と「なんばん」は中身が

異なり、このなんばんを使用できるのは、量的に必要

な箇所にだけというのが業界標準だ。

(瓦の横を少しだけ補修するような場合には向かない。)

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見えているハリガネは、巴がわらが落ちないような仕掛け。

表から普通は見えない。笑

このハリガネを巴がわらに通し、ステンレス釘を鋏んで

ペンチで廻すとしっかりと固定できた。

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自分の物件なので手抜きなし。笑

綺麗に仕上げたつもりだが、後になって・・・

巴がわらの下部になんばんを着けすぎたと思うが

後で機会があれば職人に聞いてみようっと。

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巴がわら装着で完成!

業者なら、1日かけてゆっくり工事して間違えなく 

50,000円~70,000円コース。

「大家さん今度は大丈夫だ。しっかりと着けておいたよ。」

と言われるだけ。笑

さて、原価は?

なんばん 1,320円 也。


鍵水箱次郎

ooyanotecho.com